サンクトペテルブルクの住民は、7月30日から8月9日までウラジオストク限定の作品を見ることができます。マリインスキー沿海州劇場のアーティストによって、ピョートル・チャイコフスキーの「くるみ割り人形」、アレクサンドル・グラズノフの「ライモンダ」、アドルフ・アダンの「海賊」など、極東訛りのあるバレエが上演されます。
全12公演はマリインスキー劇場の有名な歴史的舞台で行われます。ツアー・プログラムには、聴衆に親しまれている作品と、沿海州舞台の新作品、エルダー・アリエフ振付によるアレクサンドル・グラズノフの「ライモンダ」の両方が含まれています。この劇は今年2月にサンクトペテルブルクで初公開され、すでに観客を獲得しています。
「私は、クラシックの伝統を受け継ぐ演劇は、時折見直されるべきだと確信しています。劇場公演に対する大衆の認識、美学、アーティストの演技技術レベルの向上など、要因はさまざまですから。私たちの公演では、ライモンダの振付の成果はすべて継承されていますが、長いセリフはすべて削除され、ストーリーも若干変更されています。私の意見では、それはより理解しやすく、より一貫性のあるものになったと思います」と、マリインスキー沿海州劇場バレエ団の芸術監督であるエルダー・アリエフはコメントしています。
「この公演は実にダイナミックで、魅力的で、明るく、豪華な絵のような舞台セットと衣裳を備えた劇となりました。有名なグラズノフのワルツ、マズルカ、ハンガリー舞曲、サラセン、アラブ・スペイン舞曲の全組が見事に演奏された」とと「ロシースカヤ・ガゼータ」新聞のコラムニスト、マリヤ・コジェヴニコワは述べています。
「プロットとダンスの直線的できれいなライン。美、忠実、ロマンチシズム、気高さへの賛歌であり、おそらく現在の私たちに最も欠けているものである」と、プリマメディア通信社のコラムニスト、アレクサンダー・クリコフは書いています。
特筆すべきは、マリインスキー沿海州劇場のバレエ・ツアーが北の首都で年に2回開催され、すでに良き伝統となっていることです。現在、多くの観客が有名なバレエの沿海州版を好むことは注目に値します。これは、地元の観客が古典劇のオリジナル版を鑑賞したり、新しい出演者を発見したりする機会です。
