今週、マリインスキー沿海州劇場では、ルスタム・サグディエフの子供向けオペラ「小さなカブ」が上演されます。プレミア上演会は、3月25日、26日、4月1日に小ホールで行われる予定です。
「小さなカブ」は、親が子供に語る最も古い童話の一つです。2016 年にマリインスキー劇場で初演された以来、このオペラはサンクトペテルブルクの聴衆から温かい賞賛と評価を受けました。このオペラを創作するきっかけは、マリインスキー劇場若手オペラ歌手アカデミーの芸術監督であるラリサ・ゲルギエワが、若き作曲家ルスタム・サグディエフに、ロシアをテーマにした子供向けオペラを書くように発案したことでした。
「私の課題は、有名な単純な童話をもとに、伝統的なオペラの形式やジャンルを認識し、完全な戯曲作法を持ち、ありとあらゆる種や地域の多様性を持つロシアのフォークロアを表現する作品を作ることでした。
音楽的アイデアの源は、リムスキー=コルサコフ、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエワ、スヴィリードフの作品でした。ロシアの民俗音楽それ自体と、過去の作曲家による認識のプリズムを通して見たものの両方が、この作品の主な基礎となっています。」と作曲家ルスタム・サグディエフはコメントしています。
団結、友情、相互尊重をテーマにした民話を、マリインスキー沿海州劇場のチームがオリジナルデザインで表現しています。この公演の舞台美術は、同劇場のチーフデザイナーであるピョートル・オクネフが開発したものです。
また、初公開は「マリインスキーでの春休み」のハイライトにもなります。思い起こせば、このプロジェクトの一環として、3月24日から4月2日まで、学童とその保護者が家族で楽しめる公演のほか、バレエやオペラの芸術に関するさまざまな教育活動、講義、マスター クラスが行われます。