9月初旬、世界的に有名なオペラ低音歌手イルダール・アブドラザコフは、マリインスキー沿海州劇場で2回出演します。彼が参加するイベントは、ウラジオストクで開催される第7回東方経済フォーラムの文化プログラムに含まれます。
9月7日18時、歌手はモデスト・ムソルグスキーの伝説的なオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」で、彼の代表的な役のひとつであるボリス・ゴドゥノフ役を演じます。マリインスキー沿海州劇場での公演は、アンドレイ・タルコフスキーの演出に基づいた舞台版で上演されます。マリインスキー沿海州劇場交響楽団の指揮は、マエストロ・ヴァレリー・ゲルギエフによって行われます。
9月7日21:30より、イルダール・アブドラザコフによるリサイタルが行われます。歌手は、ヴァレリー・ゲルギエフが指揮するロシア国立青少年交響楽団を伴って、ロシアおよび外国の作曲家によるオペラから有名なアリアを歌います。
イルダール・アブドラザコフは、ロシアの名誉ある芸術家であり、2つのグラミー賞を受賞し、「ゴールデンマスク」賞とカスタディーバ賞を受賞しています。2001年、25歳でスカラ座にデビューして以来、マリインスキー劇場、モスクワ・ボリショイ劇場、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン、バルセロナ・リセオ劇場、マドリード・レアル劇場、アムステルダム国立歌劇場など名高いオペラハウスで歌い、その歌声は多くの人々を魅了しています。ザルツブルグ音楽祭に定期的に出演しています。2017年春、最古のレコード会社であるドイツ・グラモフォンと専属契約を結びました。今後の活動としては、2022年12月にスカラ座のシーズン開幕を迎え、イルダール・アブドラザコフがムソルグスキーのオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」でボリス役を演じる予定です。
