12月20日17:00、ミハイル・グリンカ作曲の偉大なロシアのオペラである「ルスランとリュドミラ」(コンサート演奏)が、マリインスキー劇場のプリモルスキー・ステージの大ホールで初めて上演される。初演の音楽監督兼指揮者:パベル・スメルコフ。
「ルスランとリュドミラ」は、ロシアの古典音楽の伝統の作曲家であり創設者であるミハイル・グリンカによる2番目のオペラである。そのプロットは、アレクサンドル・プーシキンによる同名のおとぎ話の物語詩から借りている。オペラの中心になっているカップルは、勇敢な騎士ルスランとキエフ大公の娘リュドミラである。主人公たちは、花嫁の突然の神秘的な失踪によって中断された結婚式を祝う。ルスランと他の騎士たちはリュドミラを探しに行く。
1842年にサンクトペテルブルクのボルショイ劇場で行われた「ルスランとリュドミラ」の初演は無関心で受け取られたが、その後、芝居の成功は大きくなった。その後の制作では、オペラはしばしば省略して上演され、オペラのそのカットのいくつかは検閲のために行われた。現在、グリンカの「ルスランとリュドミラ」は、ロシアのオペラの傑作として認められている。オペラへの序曲と「チェルノモールの行進曲」、リュドミラ、ルスラン、ファルラーフ、ゴリスラヴァ、ラトミールのアリアは非常に人気があった。
マリインスキー劇場のプリモルスキー・ステージで初めて、「ルスランとリュドミラ」がフルバージョンでコンサート演奏を行い、観客はオペラの譜面の豊かさを十分に味わうことができる。
主役は、劇場のオペラ劇団ソリストであるエフゲニー・プレハノフ(ルスラン)、マリア・スズダルツェワ(リュドミラ)、タチヤーナ・マカルチュク(ラトミール)、アナトリー・バダエフ(ファルラーフ)、リリア・カドニコワ(ゴリスラヴァ)、ロマン・クルコビッチ(フィン)、アレクセイ・スミルノフ(バヤン)、イリーナ・コロジャージナヤ(ナイーナ)、セルゲイ・プレシフツェフ(スヴェトザール)によって演じられる。プリモルスキー・ステージの交響楽団は、マリインスキー劇場の首席指揮者であるパベル・スメルコフによって指揮されている。