第1幕
1.野原の端にある家。家には老人がいる。家にはガビリーロやダニーロがいる。家にはイワンのばかがいる。家は窮屈。老人はライ麦と小麦を刈りに家を出る。ガビリーロやダニーロは喜ぶ。ガビリーロやダニーロは楽しんでいる。ガビリーロやダニーロは酒宴を張る。ガビリーロやダニーロは女中達と踊っている。老人は野原から戻ってくる。老人は女中達を追い払う。 老人は、息子達に恐ろしい悪しき者について語る。悪しき者は夜の時に来る。誰も悪しき者を見たことがない。悪しき者は小麦を踏みつぶして扱く。悪しき者は捕らえられ、破壊されなければならない。老人は自分自身が弱くて老いている。老人は息子達を、野原を守りに行かせる。 ガビリーロやダニーロは張番しに出かける。イワンを連れて行かない。イワンは小さいと考えられている。イワンは下手だと考えられている。イワンは愚か者とされている。イワンは兄弟達と一緒に行きたがっている。イワンも悪しき者を捕まえたい。イワンはどんな悪しき者にも対処する自信がある。イワンは何も恐れることはない。イワンは一人で野原へ出かける。
2.夜中。イワンは野原を警備している。野原に牝馬が飛び込む。牝馬は美しい。牝馬は野生だ。牝馬は小麦を踏みつぶして扱く。牝馬は楽しんでいる。イワンは牝馬の尻尾をつかむ。イワンは牝馬に上る。イワンは器用だ。イワンは後ろ前に牝馬に座っている。イワンは笑っている。牝馬は苦しんでいる。牝馬はイワンを失おうとしている。しかし、無理だ。牝馬はイワンに馬達とせむしの小馬を贈る。イワンは牝馬を逃がしてくれたらば、と。馬達は素晴らしい。馬達は大きくて強い。せむしの小馬は小さい。せむしの小馬は弱い。せむしの小馬は可笑しい。使い物になるのか? 野原に火の鳥達が飛んでくる。火の鳥達が踊っている。火の鳥達が遊んでいる。火の鳥達が飛んでいく。火の鳥達は自由だ。イワンは火の鳥達を追いかけようとしている。 ガビリーロやダニーロは野原にやってくる。ガビリーロやダニーロは馬達に気がつく。兄弟は馬達が好き。ガビリーロやダニーロは馬達を盗んでいく。ガビリーロやダニーロは陰険だ。 イワンは火の鳥の羽を持って戻ってくる。イワンは羽が好きだ。イワンは気持ちが明るくて、落ち着いている。イワンは馬達の喪失に気付く。イワンは残念がっている。イワンは激しく泣いている。せむしの小馬はイワンを言い慰める。せむしの小馬はイワンに泥棒に追いつくように申し出る。せむしの小馬はイワンに助けを約束する。せむしの小馬は沢山のことができる。
3.首都都市の広場。広場に市民がいる。市民が遊んでいる。市民がラウンドダンスを踊っている。市民がスクエアダンスを踊っている。ガビリーロやダニーロは広場にいる。ガビリーロやダニーロは馬達を売ろうとしている。ガビリーロやダニーロはお金が欲しい。 広場にツァールが姿を現す。ツァールが市民に姿を現すのが好きだ。市民はツァールを見るのが大好きです。ツァールは周りを見るのが好きだ。ツァールは馬達を見つける。ツァールは馬達が好きだ。ツァールは馬達を買いたくなる。 広場にイワンとせむしの小馬が飛んでくる。イワンは馬達を見知る。イワンは兄弟達を見知る。イワンは兄弟達を詰る。イワンは兄弟達から馬達を奪う。自分の馬達だから。ツァールは馬達に親しんだ。ツァールはイワンから馬達を買おうとしている。イワンは馬達を負けようとしている。問題は、価格だけだ。ツァールは寝室係から帽子を落とした。この帽子は適当な価格だと。イワンは帽子を被って喜ぶ。帽子はイワンにちょうどいい。寝室係はイワンにぐったり怒っている。
4.ツァール室にて。ツァール室にはツァールがいる。女中達はツァールを召し上げらせる。ツァールは召し上がっている。ツァールは満腹して寝る。ツァール室の入り口で、イワンは横になる。寝室係はイワンの事を垣間見る。寝室係はイワンから火の鳥の羽を盗む。寝室係はツァール室に潜入する。寝室係はツァールを目覚めさせ、羽を見せる。イワンはどこでこのような富を持ったのか? ツァールは羽を観賞している。ツァールは霊夢を感じる。ツァールは火の鳥を見る。ツァールはツァールメイデンを見る。霊夢は消える。しかし、ツァールはすでにツァールメイデンを愛している。ツァールにはツァールメイデンが必要だ。これは命令だ! 寝室係はイワンを目覚めさせ、ツァールの命令を伝える。 イワンは絶望した。イワンは、ツァールメイデンをどこで探せばいいのか分からない。せむしの小馬はイワンを言い慰める。 せむしの小馬は何をすべきかを知っているから。イワンとせむしの小馬はツァールメイデンを探しに出かける。
第2幕
5.地球の端には火の鳥が生息している。その中にはツァールメイデンがいる。イワンとせむしの小馬は漸く地球の端まで辿り着いた。ツァールメイデンまで、火の鳥まで。イワンは火の鳥達を捕まえようとしている。火の鳥達は飛んで逃げていく。イワンはツァールメイデンを見て、目を離すことはできない。奇跡のような美しさだ! ツァールメイデンはイワンに自分を捕まえさせる。に自分を首都都市に連れて行かせるのを許してくれる。ツァールメイデンはイワンが好きだ。まあ。
6.ツァール室には、ツァールとボヤールが集まっている。ツァールメイデンを待っている。ツァールは心配している。どうも気が済まない。ツァールは眠りに落ちる。ボヤール、忠実なしもべも眠りにつく。ボヤールの一人は眠りにつかなかった。彼は、イワンとせむしの小馬がツァールメイデンを連れて戻ってくるのを見た。ボヤールの一人はツァールを目覚めさせる。ツァールは目を覚まし、皆を追い出す。 ツァールはツァールメイデンに彼女と結婚しようとしていることを発表する。イワンはがっかりしている。イワンはツァールメイデンを愛している。ボヤール達は婚約指輪を持ってくる。ツァールメイデンは結婚してもいいが、指輪が合わない。ツァールメイデンは、結婚式のために海の底にある指輪を必要とする。ツァールは困惑している。指輪はどうやって手に入れるのか? 寝室係は直ぐに側に現れる。 イワンはいるのにな。寝室係はイワンを海の底に行かせる。イワンはがっかりしている。寝室係は喜んでいる。彼はイワンが死ぬのを待っているからだ。
7.海の底にて。そこには海の住人が海の生活を送っている。イワンとせむしの小馬は海の底に下りる。イワンは指輪を探している。しかし、指輪はどこにも無いのだ!どうすれば良いのか、分からない。だめだ! その後、イワンは海の女王の助けを求める。海の女王はイワンを助ける!海の住人がイワンに指輪を持ってくる。
8.首都都市の広場。ツァールはツァールメイデンを踊りに誘う。ツァールとツァールメイデンが踊る。ツァールは直ぐに疲れてしまう。ツァールは年寄りだ。指輪を持って、イワンとせむしの小馬が現れる。イワンは無傷でツァールメイデンが喜んでいる。寝室係は怒っている。寝室係はイワンから指輪を奪う。寝室係はイワンを追い払う。イワンは、もう要らない。 ツァールは結婚する準備ができている。しかし、ツァールメイデンは準備ができてない。ツァールは彼女の夫に相応しくない。彼女は夫としてハンサムな男性が必要だ。もしツァールが結婚したいなら、彼は美男子にならなければならない。どうしたら良いのか?沸騰水の大釜に飛び込むのだ! 大釜が持ち運ばれる。ツァールは恐怖だ。沸騰水だから、どうやって飛び込むの?寝室係は大釜のことをイワンで試してみるのを申し出る。イワンは大釜に押し込まれる。忠実なせむしの小馬は呪う。イワンは美男子に生みかえる。イワンは王子に生みかえった。市民は歓声を上げている。市民はは心配している。誰もが若くて美しくなって、王様になりたいのだ。ツァールは誰も大釜に近づけないようにしている。ツァール自身は沸騰水に浸かっている。ツァールは死ぬ。市民は悲しむ。市民はツァールを葬る。ツァールがいなくて、市民が困る。市民はツァールを必要としている。イワン王子とツァールメイデンは喜んでいる。結婚式が見えている。国民も喜んでいる。国民には、新しいツァールであれ!美男子で、若きツァール。
イサエフ・マクシム