第8回極東マリインスキー国際音楽祭 7月26日と27日、第8回極東マリインスキー国際音楽祭の夏期公演は、クラシック・レパートリーの中で最も神秘的なバレエ、アドルフ・アダンの「ジゼル」で幕を閉じます。公演には、マリインスキー劇場の一流ソリストが出演するほか、音楽祭の直後に恒例のサンクトペテルブルク・ツアーに出発するマリインスキー沿海州劇場バレエ団全体が参加します。
「ジゼル」は、フランス初の、そして最も美しいロマンティック・バレエのひとつです。台本は、世界の境界を超えた愛についての素晴らしい物語に基づいています。農民の少女の優しい心は愛に震えていたが、恋人の裏切りによって無残にも欺かれ、鼓動を止めました。ジゼルのイメージは複雑かつ多面的です。最初は幸福と愛に満ちたヒロインが、やがて狂気に陥り、死に、死後は浮気した婚約者を許しに来ます。
「ジゼル」が、2015年にマリインスキー沿海州劇場のレパートリーに入ったマリインスキー劇場の最初の公演であることは注目に値します。その1年後、第1回極東マリインスキー国際音楽祭のオープニングを飾り、今回のバレエはフェスティバルの最初の夏の部分を彩り豊かに締めくくります。
7月26日には、プリマ・バレリーナのオクサナ・スコリク、ニキータ・コルネーフ、ルスラン・ステニュシキン、マリア・ブラノワといったマリインスキー劇場のソリストたちが主要な役を演じます。7月27日には、アナスタシア・ルキナ、アレクサンダー・セルゲーエフ、ルスラン・ステニュシキン、マリア・ブラノワによって幻想的な雰囲気が演出されます。
また、マリインスキー沿海州劇場バレエ団の全員もこの公演に参加します。今回初めて、ダンサーたちはフェスティバルの全公演に参加し、その後、マリインスキー劇場の歴史ある舞台と新しい舞台で公演を行いに出発します。8月1日から10日までサンクトペテルブルクで、「くるみ割り人形」、「海賊」、「千夜一夜物語」のオリジナル・バージョンを上演します。