12月12日、マリインスキー劇場のプリモルスキー・ステージでは、作曲家ニコライ・リムスキー=コルサコフのオペラの中でも最も陽気な作品である「サルタン皇帝の物語」の制作のアップデート版が上演されます。
ウラジオストクでは、マリインスキー劇場のプリモルスキー・ステージの主任芸術監督であるピョートル・オクネフが舞台セットと衣裳を担当した「サルタン皇帝の物語」が2014年から上演されています。アップデート版は、舞台監督のエカテリーナ・マラヤ(サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場)、とビデオデザイナーのヴァディム・ドゥレンコによって監督されました。
作曲家のリムスキー=コルサコフは、ロシア音楽の歴史の中で最も偉大な語り手と呼ばれています。プーシキンの物語をベースにしたこのオペラは、ロシアの天才詩人プーシキンの生誕100周年に合わせて書かれたもので、作曲家はプーシキンの原文にできるだけ忠実に従い、プーシキンの物語に合わせて、ロシア的で、ルボーク的で、自由市場のような気持ちを反映できるものを目指して音楽を作曲しました。登場人物の特徴を生かした民衆的な表現で、豊かで風光明媚なイメージを表現しています。
「優れた舞台セットと衣裳を備えたこの劇は、残念ながら、年々にもわたって使用されてきましたが、舞台としての魅力を失ってきています。今回の再構成では、プーシキンの「サルタン皇帝の物語」に必要な新しい要素がパフォーマンスに導入されることになります。」何が起こっているのかという全ての謎を明らかにすることはしませんが、視聴者、特に若い方をパフォーマンスにお待ちします」と、沿海州別館のオペラ劇団の芸術監督であるイリーナ・ソボレワは述べています。
演出家のエカテリーナ・マラヤは、「私たちは、すでに聴衆に親しまれ、愛されているこの作品に、新しく興味深い詳細をちりばめようとしました...しかし、アレクサンダー・プーシキンのアイデアに従って、主な点は変わりません。悪意が明らかになり、最後におとぎ話のように、登場人物をたくさんの幸せが待っています!」と語っています。